ページの本文へ

Hitachi

株式会社日立産機システム

*
このお知らせの情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。
予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

小型シートナノインプリント装置の開発について

 

小型シートナノインプリント装置
小型シートナノインプリント装置

株式会社日立産機システム(取締役社長:椎木清彦/以下、日立産機)は、このたび、日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)と共同開発した従来の試作機に比べ本体サイズが約10分の1の小型シートナノインプリント装置について、販売を2010年4月から行います。
尚、本装置の製造は日立産機、販売は日立と日立産機が行います。
幅860mm×高さ800mm×奥行720mmと小型で、限られたスペースに設置することが可能なため、ナノスケールの構造体を連続成形するシートナノインプリントの導入が容易になるとともに、製品の技術開発のスピードアップにも貢献します。

ナノインプリントは、微細な凹凸パターンのあるモールド(型)を、樹脂などの被成形体に押し当てパターンを転写することでナノスケールの構造体を成形する加工技術です。ナノインプリントは、半導体、ストレージメディア、光学フィルム、光学素子、バイオデバイスなどさまざまな分野の次世代製品の開発に応用されてきています。シートナノインプリントは、熱ナノインプリントの方式の一つで、微細な凹凸パターンのあるベルト状のナノ金型を用いることにより、加熱、加圧、冷却およびシートとナノ金型の剥離といった一連の加工工程を連続して行うことができます。そのため、これらの加工工程を逐次行う従来のナノインプリントと比べ、大幅な生産性の向上が見込める技術として期待されています。

2005年から2年間、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ナノテク・先端部材実用化研究開発」の一環で、シートナノインプリント装置の試作機を開発し、その後もシートナノインプリント技術の開発を日立と共同で続けてきました。

今回開発したシートナノインプリント装置の詳細については、下記、日立のニュースリリース「従来機に比べ本体サイズが約10分の1の小型シートナノインプリント装置を開発」をご覧ください。

なお、本装置は、2009年11月11日から米国サンノゼで開催される「NNT'09 Conference(ナノインプリント・ナノプリント技術国際会議)」でパネル展示します。

お問い合わせ先

株式会社日立産機システム 受配電・環境システム事業部 生産統括部[担当:須貝、坂上]
〒959-2608 新潟県胎内市富岡46-1
TEL:0254-46-5640

以上