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Hitachi

株式会社 日立産機システムホイスト・モートルブロック

物流倉庫業 A社(物流課)

物流倉庫業 A社

老若男女が活躍する物流倉庫、クレーンの有線操作でヒヤリハットが頻発!
作業環境の安全性と操作性を両立できた、無線ユニットとは

クレーン付き倉庫を活用し、高品質かつ高効率の保管、荷役作業を実現しているA社では、老若男女が現場で活躍していた。年齢や性別に関わらず働きやすい環境の整備に日々取り組むなか、「クレーンが扱いにくい」という意見が、女性オペレータから多数寄せられた。現場の担当者は急きょその対策を行うことを求められていた。

課題

クレーンの操作用押しボタンスイッチ、女性が操作するには大きすぎて…

A社の物流課では、現場の意見をもとに現状把握と、クレーンの操作用押しボタンスイッチをはじめとした作業環境全体の見直しを行いました。その結果、クレーンの操作用押しボタンスイッチは、手の小さな女性が操作するには大きいということがわかり、誰もが操作しやすい方法について検討する必要がありました。

物流課のN氏は次のように話します。
「作業者にクレーンの操作についてヒアリングを行ったところ、有線式のクレーンでは、作業者は吊り荷の近くで操作する必要があり、吊り荷に接触したり、移動に気を取られて転倒しそうになったりと、一歩間違えると重大な事故につながりかねないヒヤリハットが日ごろから頻発している状況でした」

物流課では、コンパクトで扱いやすい押しボタンスイッチへの切り替え、および無線化する案を検討しました。無線化の改造工事を専門業者に依頼した場合、既存クレーンの配線の取り替えや受信機の設置など予想以上に手間のかかる工事が必要でした。また、無線化のメリットは理解していましたが、混信/妨害の影響や安全面への懸念がありました。早急に対策を講じたいと考えるものの、思うように進まず担当者は頭を抱えるばかりでした。

課題のポイント

  • 年齢や性別に関わらず、誰もが操作しやすい方法について検討する必要があった

  • 無線化には、既存クレーンの配線の取り替えや受信機の設置など手間のかかる改造工事が必要だった

  • 無線化にすることで、混信/妨害の影響や安全面への懸念があった

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