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Hitachi

株式会社 日立産機システムホイスト・モートルブロック

電気部品メーカ Q社(製造技術部)

電気部品メーカ Q社

上層部の要望で、吊下げフックやチェーンの条件が一気に厳しくなって…
さまざまな製造現場で鍛え上げられた、電気チェーンブロックの課題解決力とは?

電池材料の製造を幅広く手掛けているQ社。環境ニーズの高まりにより、EVをはじめ電池の需要が増えていることから、増産体制を整えることにした。ところが、ある理由から工場設備に課題をかかえており、早急に解決しなければならなかった

課題

SUS製の吊下げフックやチェーンなど、荷重1t、揚程4m…超えるべきハードルは高まる一方で…

製造技術部を中心に社内で検討した結果、増産対応として別の製品製造に充てていたラインを急遽、電池部材の製造ラインとして使うことになりました。
しかし、設備類を整えはじめたところで、増設ラインで材料やパーツを構内で移動する際に使用するホイストの選定について、上層部からある要望が出されたのです。

設備担当の製造技術部K氏はこのときの状況を次のように語ります。
「工場長から吊下げフックやチェーンなどを製造ラインに適した、耐環境性の高いSUS製にできないかという話が出ていました。SUS製部品を使用したホイストというのを私は聞いたことがなかったので、選定は難航しそうな予感がしていました」

早速K氏は、これらの条件を取引先の数社に打診することにしました。
「吊下げフックやチェーンなどをSUS製で、荷重1t、揚程4mのモデルを、早急に用意してほしいとお願いしました」(K氏)
ところが、すべての条件を満たすモデルはなかなか見つからなかったのです。
増産スタートのスケジュールも迫ってきています。この状況にK氏は焦るばかりでした。

課題のポイント

  • 上層部の要望は、吊下げフックやチェーンなどを当社製造ラインに適した耐環境性の高いSUS製にすることだった

  • その他の条件も含め、取引先に打診したが、すべての条件を満たす吊下げフックやチェーンなどが見つからないなかで、増産スタートの期日が迫っていた

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